エンジンオイル交換は大切です!の巻

今回はオイル交換の大切さのお話です。

事の発端は、当店のお客様でNHKの歌のお兄さんAからの一本の電話でした。

京都で営業車のエンジンが焼き付いて止まってしまって、

ディーラーさんに置いて帰るので、引き上げて直してとの事でした。

 

あれ?

 

 この車平成14年式ステップワゴン、まだメーカー保証中のはずなので、

「ディーラーさんでクレーム修理してもらったら良いですよ^^」

と答えると、、、、

オイル交換していないので

クレームとして対応はできませんとの事?!

 

どれ位オイル交換してないのですか?と尋ねると

 

「わからん忙しくて。。。」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

親しいホンダディーラーに尋ねると、

こういう場合オイルフィラーキャップを開けて、

スラッジベトッ!と付着していたら

メーカーはクレームとして認めない

そうです。。。。。

ちなみに右の写真はオイルフィラーキャップを
開けた写真では無く、タペットカバー内部の写真です。
一応念のため。。。。。

皆さん注意です!!!!!

 

 保証期間中でも基本的なメンテナンスを怠るとクレームは効きません!

そんな訳で京都のディーラーまで
車を引き上げに行き、

オイルフィラーキャップを開けると、、、、

スラッジが大量に付着。

油量はOK

うーん最近の国産のエンジンでも
焼き付く事があるんだと変に納得。

ホンダエンジンはやはりシビアに組んであるらしい。

くどいようですが、左の写真も
オイルフィラーキャップを
開けた写真では無く、
タペットカバー内部の写真です。

ステップワゴンだし、

エンジンオーバーホールより積み替えの方が安上がり

なので、

中古エンジンに乗せ替える事にします。

補器類を外し、

 

エンジンを下から抜いて、

外れました!!

エンジンを外したエンジンルームを下から覗くと

こんな景色です。

滅多に見る事の無い光景です。

また、自分の車では見たくない光景です。

A/Tを旧エンジンから切り離し、、

新エンジンへ乗せ替えして、、

元通りです^^

これでまた、

全国のコンサート会場に行ける

ステップワゴンに戻りました!

どこが焼き付いたのか。

降ろしたエンジンをバラすと、、、

 

 

ギョッ!

カムホルダー、カム、の二番三番あたり

焼き付いていました!

 

 

おそらく腰下も同様でしょう。。。。。

焼き付くとは

オイルの潤滑能力が落ちる

油膜切れがおこる

金属同士が擦れる

金属表面が溶けて引っ付く

焼き付きの完成

となる訳で、写真で見ると良くわかると思います。

皆さん!

 オイル交換は最低10000kmに一回

高性能エンジンなら3000km5000km行いましょう。

 

えっ!?

 

アメリカではつぎ足しがほとんどですって?

 

ゴーストップの多い日本の交通事情では、

オイルに掛かる負担が大きいのです。

発熱とブローバイによってどんどん酸化して行き、

新油の性能を発揮するのはせいぜい300km!位です。

ちなみに、、、

今度のA氏の新曲はずばり

 

 

「君に油切れ」

 

 

に決まったそうです。

!